ご挨拶
はじめまして。
結月ななと申します。クラシックバレエが大好きで、大人バレエを習い始めて13年、バレエウェアコーディネーターとして、オーダーメイドのバレエレッスンウェアを制作するようになって13年になります。バレエを踊ることと、素敵な大人バレエウェアを作成することが「ライフワーク」の54歳です。(ちなみに、バレエウェア作成以外の洋裁歴は約30年です。)
幼少のころからクラッシックバレエが大好きでした。見ているだけでなく、習いたかったのですが、子供時代の習い事としては、金額的にハードルの高い時代だったので、家庭の経済的な事情で願いは叶いませんでした。
ですから、習いはじめたのはアラフォーになってからです。大人になってからでも、バレエを習いたいという人が増えたため、バレエ教室も大人向のクラスをひらいてくれるようになり、私のように子供の時に習っていなくても、受け入れてもらえるようになったおかげです。レッスン歴は13年になります。
13年というと、結構長く習っているように見えますが、ガチで取り組んだ期間はその半分くらいなので、レベルは初心者にちょっと毛が生えた程度です。
なので、バレリーナではなく、自称「盆踊り―ナ」です(苦笑)
私が着られるサイズのウェアがない!(´;ω;`)ウゥゥ
ここからは、今を去ること13年前からの話になります。
ひょんなことから、ずっと念願だったバレエを習えることになって、レッスンを受けるためにレオタードや巻きスカートが必要になりました。しかし、住んでいる場所が田舎なので、販売店舗は近くになく、仕方なくネットで検索して購入することになったのです。
しかし「欲しい色やデザインのものがない」「気に入ったものを見つけても、今度はサイズがない」「何とか着れるようなものを見つけて注文しても、届いたもののサイズが合わない」ということが続いたのです。
私はややぽっちゃりの体形ですが、着ている服はどこでも買える普通のサイズで間に合っています。なのに、バレエのウェアは、一番大きいサイズでも何となくきつい感じがするのです…。
巻スカートは、一番大きなサイズを買ったはずなのに、巻いた時の重なりが少なくて、小さくて合わないものを無理に着ているように見えるし、レオタードもニットトップスも胸周りがきつくて、袖もパンパン。
改めて自分の太さを思い知らされて、ショックだったなんてものではありませんでした…( ノД`)シクシク…
高くて、その上太目の私には着られないバレエウェア
そのうえ、バレエ用のウェアって、「バレエ用」って名前が付くだけで、なんて高価なんでしょう!!!。
パートの主婦には簡単に手が出せない金額のものばかり。
それでも、自分の体形に合ったものが欲しくて、幾つかのサイトを捜して着られそうなサイズのものを何度か購入しましたが、あまりにも合うものがなくて、ちょっと腹が立ちました。
何故ですかって?
だって、プロのバレリーナなら別ですが、バレエを習っている人の全部がこんなに細い訳じゃないですよね。お金に余裕がなくても、バレエが大好きで習っている人はいるはずじゃないのって。
ぽっちゃりだって素敵なウェアを着てレッスンしたい!
ちょっとぽっちゃり体形の人だって、素敵な柄の巻きスカートが欲しいし、自分の体に合った、自分をきれいに見せてくれるウェアが欲しいと思う気持ちは変わりないと思います。
バレエ体型の人ばかりが、体に合った素敵なウェアを着たいと思っている訳じゃないですよね。
それなのに、ちょっとぽっちゃりというだけで、レオタードも巻きスカートもサイズが合わず、気軽に買える物が見つからないなんて…。バレエが好きで、踊りたい気持ちは同じなのに。
当時、かなりの時間をかけて、ネット検索を駆使しても、大き目のサイズで手ごろな値段のウエアは見つかりませんでした。時折、よさそうなものを見つけて、今度こそは・・・…と思って取寄せてみても、微かな希望は見事に打ち砕かれた・・・ということが何度も続きました。
なけなしの予算をはたいて、結構な金額を投資しましたが、とうとう自分が気持ちよく着られるウエアに、巡り合うことは出来なかったたのです。
とても悲しかったです。
そんなある日、ふっと気が付いたのです。
「自分に合うものがないのなら、自分で作ればいいんじゃない!!」って。
太目の私が着られるウエア、売っていないなら自分で作ればいい!
「太目体型の自分が着られるウェアが、売っていないなら自分で作ればいい」
そうひらめいた後、思い立ったが吉日とばかり、ここからの行動は実に早かったのです(笑)。今になって考えてみても、かなり無謀な発想だったとは思うのですが(実際に専門的に洋裁を習ったことがないのですから)、好奇心とトライする気持ちで、私のバレエウェア作成はスタートしました。
最初に取り組んだのが「巻きスカート」でした。
洋裁が仕事だった実家の母に頼んで、押し入れに寝ていた1970年代のデッドストックのジョーゼット地を出してもらって、今まで購入したサイズの合わないスカートを見本と型紙代わりに使い、嫁入り道具の家庭用ミシンを駆使して、あれこれと実験を始めたのでした。
気持ちよく巻ける、巻きスカートの幅はどのくらい?
きれいに見える巻きスカートの丈はどのくらい?
自分に似合う巻スカートのデザインはどんなタイプ?
柄は?色は?
タイトなものがいいのか?
フレアが多い方がいいのか?少ないほうがきれい?
それからそれからそれから…
元々が凝り性なので、デザインを変え、色を変え、素材を変えて制作し続け、現在までにトータルで100枚くらい製作したでしょうか。
何せ素人が勢いで作りだしたわけですから、技術も何もありません。当然、全部手探りという状態で、すべて試行錯誤。一枚一枚あれこれとアイデアを加えながら、の繰り返しの結果、試作品が山のようになりました。
レッスン場は私のウェアづくりのラボ(研究室)となった
もちろん全部がよくできているというわけではありません。しかし、たまっていく試作品が、自分には合わなくても、そのまま捨ててしまったり、しまい込んでしまうのはもったいないなぁという気持ちが浮かんだのです。(主婦の性です(苦笑))。
それで、そこそこうまくできたものを、出来た順に、バレエ教室のお仲間さん(様々な体型の方がいます)に提供し、試着してもらって、踊るときの様子を観させていただき、着ごちちの感想をお願いしました(素人が、勢いで作った未完成品を、快く着てくださった皆さんに心から感謝)。
それをもとに「ああでもない。こうでもない」と、気になった部分を変更しながら改良して作成。新しく出来たものを着てもらって、また気になった部分を変更…と繰り返すうちに、私の中には色々なノウハウがたまっていきました。
布地をカットするとき、どこにポイントを置けば、きれいなシルエットが出るのか。痩せた人がきれいに見えるスカートの形、色。私のようにバレエにはちょっと太目な体型がきれいに見える形、色… etc。
素人が未知の分野に挑戦していたわけですから、当然のように上手くいかない事だらけでした。当然、失敗は数え切れません(数えないふり、見ないふり)。すごく気に入っている布の裁断に失敗して、落ち込んだことは一度や二度ではありません(´;ω;`)ウゥゥ。
しかし、そんな中でも、くじけずに作り続けました。出来上がったものを、レッスンに持参して、試着をお願いして、踊る姿を観察しながら「こんどは、あの部分をああすればいいかな」「こうしたら、もっと綺麗かな」と、ひらひらと揺れる巻きスカートをながめながら、次の改善点を考える事がとても楽しかったのです。
おかげさまで今は、プロとして作成を依頼していただけるようになりました。「こういう色で、こういうデザインでは欲しいんだけど」と注文していただき、その人が好きな、その人に似合う色と素材で、体に合ったものを作成・提供させていただいています。
一枚一枚、その人に合わせて、丁寧に心を込めて作らせていただいているウェアは、着ていただくとその良さが解ります。「自分のウェアの中で一番好き」「とても気に入った!」「値段に似合わないクオリティの高さ!」と、とても喜んでもらえるようになりました。
素敵なウェアを着ることは大人バレエレッスンの楽しみ!
今回、このサイトを作ったのは、私と同じような年代で、同じような体型のお悩みを抱えている方に、好きな色柄で、自分の体に気持ちよくフィットしたウェアを着る楽しさを味わっていただきたいと考えたからなのです。
決まったサイズではなく、一人一人の好みや体型に合わせて、あなたにジャストフィットするウェアを提供する、オーダーメイドのバレエウェアのサイトです。
私の作成するウェアは、基本一点ものです。使用する布地は、オークションで手に入れてストックしてあるものや昭和時代のデッドストックなど、通常市販されていないものが多いので、他の人と被らないおしゃれが楽しめます。
何より、自分の体に合ったウエアは自分の体型を綺麗に見せてくれます。
自分の好きな色と柄と素材で、自分の体に気持ちよくフィットし、体形もきれいに見せてくれるウェアを着て、わくわくしながらレッスンを受けている姿を想像してみてください。それって大人バレエのレッスンの楽しみの一つだと思いませんか?
あなたの「ワクワク」応援します!